1.総則 4.物

第1編　この法律全体で言えること

第一編　総則

第4章　物について

第四章　物

第1編 第5章　取引や約束事について

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第1編 第3章　法律で人と同じように扱われる団体

“物”の定義

第85条

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この法律で“物”とは、実態のあるもののことをいいます。

原文

40

（定義）

第八十五条

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この法律において「物」とは、有体物をいう。

不動産と動産

第86条

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土地と、その土地に建っている物は、《不動産》といいます。

2

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不動産以外の物は、全て《動産》といいます。

誰にでも譲り渡すことができて、人から何かを得られる権利のことを《無記名債権》といいます。

原文

41

（不動産及び動産）

第八十六条

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土地及びその定着物は、不動産とする。

2

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不動産以外の物は、すべて動産とする。

本体と付属品

第87条

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本体をちゃんとした完成状態とするために必要なパーツのことを、付属品といいます。

2

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“本体”を人に売り渡すような時には“付属品”も必ずいっしょに付属させる必要があります。

“本体”のことを《主物》といいます。

“付属品”のことを《従物》といいます。

原文

42

（主物及び従物）

第八十七条

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物の所有者が、その物の常用に供するため、自己の所有に属する他の物をこれに附属させたときは、その附属させた物を従物とする。

2

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従物は、主物の処分に従う。

ある物から生まれる物とある物を使う代金

第88条

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ある物から別の価値あるものが生み出されたり、採集された物を《天然果実》と呼びます。

2

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ある物を使うことに対して支払う代金や、その代替の品を《法定果実》と呼びます。

原文

43

（天然果実及び法定果実）

第八十八条

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物の用法に従い収取する産出物を天然果実とする。

2

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物の使用の対価として受けるべき金銭その他の物を法定果実とする。

生まれてきた物は

第89条

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物を持っている人が、そこから生み出された物の持ち主になります。

2

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物の使用料は、使った期間の日割り計算で金額を決めます。

原文

44

（果実の帰属）

第八十九条

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天然果実は、その元物から分離する時に、これを収取する権利を有する者に帰属する。

2

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法定果実は、これを収取する権利の存続期間に応じて、日割計算によりこれを取得する。

第1編 第5章　取引や約束事について

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第1編 第3章　法律で人と同じように扱われる団体

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